金銭的な面で比較すると、賃貸と持家にはそれぞれ次のようなメリットがあるといわれています。
【賃貸】
- 仕事やライフスタイルに合わせて引越しできる
- 引越しで家賃の調整ができる
- 住宅のメンテナンスが不用
【持家】
- ローンを払い終えれば建物や土地という資産が残る
- 団体信用生命保険(借主が亡くなった際、返済が免除される保証制度)があるので生命保険代わりにもなる
- 暮らしに合わせてリフォームできる
それぞれ色々な考え方があります。
賃貸の場合、定年しても仕事をリストラされても、家賃を支払い続けなければなりません。 一方、持家は返済が終われば、住居費の負担がぐっと軽くなります。特に土地は年数が経過しても資産価値が減らないので、住宅ローンの支払いは資産形成にもつながります。 団体信用生命保険があるという点も、安心につながりますね。 近年ではさらに保証範囲の広い住宅ローン商品も増えてきました。三大疾病(がん、脳卒中、心筋梗塞)に該当すれば、その時点で借入残高の支払い義務が免除されるものもあるので、自分に合ったサービスの住宅ローンを探してみましょう。
住宅ローンの返済やメンテナンス、固定資産税などの支払額を合計すると、住居費の負担は賃貸にしても持家にしても大きく変わらないといわれています。 ただ、収入が減る老後に賃貸住宅を借りるのは難しいため、住居や資産が確保できる持家には大きな魅力があるといえるでしょう。 賃貸か持家か、マンションか戸建かは、その人のライフスタイルや価値観で選ぶものですが、どちらを選んでも人生の出費の中でも大きなウェイトを占める選択となるでしょう。 これまでしっかりと考えたことがない人は、どちらが自分に合っているか一度考えてみてはいかがでしょうか。